2024.1「いつもどおりがひかり」

1/1

・小さい子が家にいると、空気がやわらかい風船のよう。


1/2

・朝、気づく。わたしはわたしの隣人だ。

・年始から地震と事故。


1/3

・夜。人間やってるー、って感じがする。


1/4

・連綿とつづくこの生の営みが、懐かしく、愛おしい。夢をみているような、物語をきいているような。

 悠久の歴史がわたしを生きている、という感じがする。ふしぎ。

・お昼すぎから夕方まで、なんだかじんわり愛おしい。

・夕方、なんか部屋のものがやわらかく発光しているようにおもえる。愛おしさが迫ってくるというか。ジェニファー・マシューズさんのいうself-luminosity(自照性)?

 胸のあたりになにかあたたかいものがある。

・夜。love is all there is、ただ愛がある、という感じがとてもしっくりくる。

 どうしていままでこのことを知らなかったのか。あまりにもあたりまえなことのようにおもえる。


1/5

・公園で遊ぶ小さなこどもをみるように、自分のことをみてる。


1/6

・お昼頃。いつもどおりなんだけど、そのいつもどおりがひかりだと感じられる。

・お昼すぎ。生きているということが、うれしくてたまらない。「滋味」という言葉がしっくるくるようなうれしさだ。


1/7

・朝、目がさめると感じる。存在をあらしめている光。

 それを感じていると、この世界は善いところだ、とおもえる。

 勝手なことはできないな、とおもう。

・暮らしが愛おしい。

・お風呂。いままで、自分で自分の体を洗ってたとおもっていたけど、そうじゃないのね。手がどういうわけか動いて、洗ってくれてるんだ。不思議。

 そういうありがたいつくりになってたのね、この世界は。

・自分が老いてきているのを感じる。それが不思議と懐かしい。暖炉のそばにいるよう。


1/8

・夢日記。高校の頃の感情の浄化。

 生きてくのって大変なことなんだなあ。


1/9

・孤独を感じる。孤独「感」はないけど。

・成長することに罪悪感があったけど、それがほどけてきたみたいだ。

 ワタシを存在させてくれている、言葉にできないなにか。それに向かってワタシは伸びてゆく。花が太陽に向かってひらくように。成長したいというのは、そんな自然な欲求だ。

 なんか、すっっごく久しぶりに、まともに生きられている、という感じがする。やっとだ。


1/10

・朝3時に目が覚める。そろそろ40歳かあ、などとおもう。たいしてなにもしてこなかった気もして、少し凹む。

・お昼すぎ、懐かしい匂い。幼稚園の頃の糊の匂い?

・夜、なんだかよくわからない多幸感がやってくる。


1/11

・5時台に目がさめる。布団のなかでじっとしていると、ずーっと遠くの音まで聞こえるような気がして、懐かしい。

 gratitude(感謝)という言葉が浮かぶ。

 言葉の連想。grace(恩寵)、grandpa(祖父)、gravity(重力)、ground(地面)、green(緑)、grass(草)。

 大いなるものの面影を感じると、あちらの人は「gr」という音で表現したくなるのね。


1/12

・午前中、いいよ、いいよ、と励ましてくれるような、見守ってくれてるような存在を感じる。

・夕食。御椀があるということ、味を感じられるということが、不思議でしょうがない。

 なんと摩訶不思議な世界。

 摩訶不思議なわたし。


1/13

・白髪が増えるのを鏡でみると、ほっとする。あぁ、自分は秋に落ちる枯れ葉と同じなんだ、とおもえて。

 どうしてこんなにほっとするのだろう。

・お昼すぎ、またゆるみはじめて、なんだか泣きそう。

・台湾の選挙。


1/14

・はじめての町を歩く。

 見える風景は枯れてゆく。色褪せた建物の壁。レトロな塾の看板。道ゆく人影。

 あぁ、「さび」ってこういう感じか、とはじめておもえた。

・自分が苦しいから悟りを求めていたのかとおもっていた。そうだけど、そうじゃない。このゆたかさに、ほんとうに触れたいからさ。

 ぼくは生きてる。って叫びたい。

・夜。あたたかいものが胸に宿って消えない。きょう初めて出会った人のことを思い出す。


1/18

・お昼すぎ、目をつむると空色の球がみえる。明るく輝いている。地球?

 10代の頃、目を瞑るといろんなものがみえるようになって困った時期があった。最近やっと、そういう自分の能力(?)を受け入れても大丈夫だとおもえるようになってきた。

・寝入りばな、身体が寝息を立ているのに気づく。やがて夢を見始めるのに気づく。

 夢のなかでも、これは夢だと気づく。

 夜中に目がさめて、背中や腰の感触、風の冷たさに気づく。

 そしてまた夢の世界へ。そのくりかえし。


1/19

・夜、しずかだ。ふわっとやわらか。


1/20

・夢日記。新しいメガネを買う夢をみた。なんだか象徴的。

・夕方、勉強してると、言いしれぬ喜び。


1/21

・生活することがおもしろい。

 「どこへもいかぬ、ここにおる」(一休)か。

 おもしろいものだ。

・自然と感謝したり、祈ったりするようになってる。誰ともなく、何ともなく。

 そういうふうにできてるんじゃないか、人間は。


1/22

・いままでの勉強の仕方、間違っていた。根本的に甘かった。ミスというのは、してはいけないのだ。


1/23

・泣きたい感じ。またゆるんできた。

・思い描けるかぎりの「イイ感じ」を望んでいいんだ、という感じがすごくしてる。はじめて。

・love is all that counts


1/24

・勉強すること、生活すること、が楽しい。

 風景を見送る日々。

 過去世でこんな暮らしをしていたことがあった気がする。僧院での暮らし?

 あの頃も、こんなふうに日々を愛していた。

・ふいに気づいた。たしかに、すべてここで起きてる。

 笑っちまった。おもしれー。


1/25

・昼下がり。この世はうつくしいとおもう。あたたかいミルティーのよう。

 あんなことやこんなことがある世の中なのに、にもかかわらずどうしてうつくしいとおもうのかわからない。

 今年に入ってから、うつくしい、とおもうことが増えた。

・胸のあたりにハートのぬくもりを感じるの、けっこうふつうになってきてるかも。

 キリスト教に惹かれるのは、たぶん、このあたりだ。


1/26

・朝、目がさめるとハートを感じる。

・外出しておしゃべり。ふだん使わないこころの領域が動いたみたい。

 夜中に目がさめておもう。こういうはなしを、中学の頃からずっと誰かとしたかったんだ。家族とも。

 なんてことを考えてたら、いつのまにか涙が流れてた。うれし涙?


1/28

・夢日記。東軍と西軍にわかれて、もう戦を四年もやってる、という夢。


1/31

・今朝、目がさめて、円のイメージが思い浮かんだ。あぁ、中野真作さんの「投影」のはなしってそういうことだったんだ、とやっと理解できた(自分なりに)。

 こういうものの理解って、時間がかかるもんだ。中野さんの本を最初に読んでから3年半ぐらい?

・しんどかったのが落ち着いた。自己否定がゆるんで、エネルギーがわっと解放されるときって、しんどいわ。

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