2024.4「星空」

4/5

・過去のあれこれが、いつの間にか押し花のアルバムになって、きれいに仕舞われているみたい。うれしいけど、少しさみしくもある。桜の季節。

 

4/6

・人が話しているのを聞いていたら、なんだか「自分が」話しているのを聞いているような感覚になった。

 いままでずっと服を裏返しに着てたことに、急に気がついたような。


4/7

・明け方、〈自分〉と〈自分〉しかいないんだ、となった。いままで、どれだけ自分と自分以外を分けて裁いていたことか。

・「自分」って不思議だ。このコーヒーの香りも、たちのぼる音の調べも、「自分」だとは。


4/8

・お昼前、おじいちゃんチの匂いがする。

・夜、なにかとても大事なことを思い出したような。

 あのとき、どんなにか、この世、この生を愛おしくおもっていたか。

 この世は清らかなところだとおもう。暗くおもえることも、それは光が足りないのではない。暗さ自体が、光でできているんだ。

 どうしてそうおもうのか知らない。なぜかそうおもえる。

・祈っていると、見ず知らずのひとたちも祈っているのがわかる。こういう集い方ってあるんだ。うれしい。


4/9

・楽しい学校生活であったらいいな、と願う。この願う気持ちはなんだろう。やさしい気持ちに自分が癒やされる。


4/10

・夜。あたたかい気持ちは、みかん味。


4/11

・お昼前。わたしのなかで河が流れ、土の香りがする。


4/12

・旅の終わりが近づいてきた気配。

・寝ようとしたら、不意にちからづよい感謝の思いがじんじん。まだ肉体があること、家族が元気でいること。


4/13

・こんなに親しみを感じるのに、こんなに謎めいている。


4/15

・なんだか生きる感覚が変わってしまった。

 ここにいるのが誰なのか、わからない。ここには時間もなく、場所もなく、けれど生は展開している。

・夜中に目がさめる。会いたい! 会いたい! のくりかえしで苦しい。

 heart on fireという感じ。

 こんなにつよい牽引力が小さい頃から働いていて、それが人生航路を決定づけてきたのだと、はじめて知った。


4/18

・夢日記。ごはんを投げつけあったあと、急に正気に戻って、その相手のためにおにぎりを握る、という夢。

 夜中に目がさめた。おにぎりは愛の象徴。苦手意識があった何人かのことが次々に思い浮かんでは、光のしゅわしゅわのなかで和らいでゆく。


4/21

・お風呂で、ふと気づく。教科書も、勉強する内容も、全部、〈自分〉のなかにあるんだ。笑ってしまった。


4/23

・1年あまり前、『神の現存の体験』(ラウレンシオ修士)を読んで、似たような感じ方をする人がいるものだと慰められた。ルパート・スパイラも同書がお気に入りだと聞いて、うれしかった。

 自分が歩んでいる道がどういう道なのか、自覚ができてきた気がする。

 善く生きよう。そのための努力をしよう。こんなあたりまえのことが、いままでわからなかったんだ。


4/24

・試験勉強がなんだか瞑想っぽくなってきた。


4/29

・夢日記。あわてて乗り込んだ電車。乗ってから行先を確認すると、「峯(みね)」行きだった。

 峯は神の象徴?


4/30

・夜、なんだかしずかに圧倒されている。

 古代の夜空。ぼくは、あの頃と変わらず、ただ星空を見上げている。

 どこまで行けるだろう。こんなに短い人生で。

 どこまでも見知らぬ道のりが続いている。

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