2025.3「さみしい」

3/1

・必死に生きてるんだなあ。じーんとくる。


3/2

・夢日記。中国武術の達人の夢。このひと、前にも夢で会ったことがある気がする。


3/5

・帰り道、じーんとしちまう。ぼくが知っていることすべて、人から与えられたものだな。

 熟せば、かたく苦い果実も食べごろになるのかしらね。


3/6

・夢日記。あの人の夢をみた。それで2回目か。なんかご縁があるんかな。

・夜、胸の奥がやわらかくて泣き崩れそう。

・あの頃もこんな感じで過ごしてた。雨上がりの路面が光る感じも、図書館の匂いも。


3/7

・空の青さは、昨日の痕跡を残さない。


3/8

・自分が世界についてほとんどなにも知らないままだということに、あらためて驚く。


3/9

・朝から坐る。自然とそうなる。

・夜、不安。積み上げたトランプが一気に崩れる予兆のような。

・さみしいな。朝、街が動き始めるまえに、ひとりしずかに息を引き取るような。

・人には必要なんだとおもう。好きな人とのふれあいも、卵とじの香りも、冬の朝の冷たさも。


3/10

・夜。よくわからんがさびしい。

・本のページに落ちる陽射しにおもわず目を上げる。この風景を照らしているのは、太陽だろうか。そうじゃない。わたしだ。わたしならざるわたし自身だ。


3/11

・マンションを染める朝日を見てると、壁面が貝殻のような質感。

・今朝も、なんとなくさみしい。言葉にできない。

・帰り道、胸が泣いてる。なんでかわからない。

 家に帰ると、3.11の報道。

 そう。だからか。

・小学校でお世話になった先生、どんなふうに年をとっているだろう。


3/12

・心のこもった弁当が誰かを救うことってあるとおもう。

・帰り道、かなしい。

 ぼくはどこへゆくのだろう。

 それは、この雨垂れがどこへゆくのかと問うのと同じかもしれない。

 

3/13

・むかしなつかしい樹の香り。

 もう春か。

 この頃ね、もういいんじゃないかな、とおもうの。 

 子どもの頃のままだ。


3/14

・昨日も今日も人身事故。


3/16

・自分が湧いてる。世界が湧き出ている。絶え間なく。

 愛おしいな。

・ターコイズを手の甲にのせていると、からだが軽くなる。

 花とか鉱物とか、おもしろいな、と最近おもう。


3/17

・今朝も人身事故。日本って、とても生きづらいところなのかもね。

 ぼくもいつどうなるかわからないわね。


3/20

・駅のホーム。なにもかもが懐かしい。いつか日本を離れるときがくるのだろうか。

 ぼくも誰かの思い出になることがあるのだろうか。

 トシをとるというのはどういうことなのだろうか。

 明日のことは、きっと想像もできない。


3/22

・昼過ぎ、泣ける。

・夜、胸がいっぱい。春。


3/23

・小さい子からみれば、ぼくはどうみえるのだろう。

 オトナって、ほとんどなにも知らないんだぜ。

 知らなくたってそれなりにやっていけてるのが不思議だね。

・春になると、からだがひらく。

 ふとんがシーツにこすれる音も、お好み焼きのパチパチも、まるみを帯びて。

・夜、泣ける。なにかがとけてく。


3/26

・仕事中。学園祭かなんかの出しものをしてるようにおもえてきた。そういう遊びなんだろうな、働くっていうのは。


3/27

・肩に葉が落ちる。見上げると、この身体より長生きするだろう樹。

 老いるってなんだろう。


3/28

・ぼくはこの社会で生きるのにあんまり向いていないなあ。


3/29

・なんでもない日々が、なんとなくすぎてゆく。これでいいのだろうか。

 ぼくはまだ、さよならがちゃんと言えていない気がする。

・もうだめ。こころがもう抗えない。

・むかしの自分は、とてもさみしかったんだろうなあ。


3/30

・夢日記。えらくドラマチックな夢。

・こんなに苦しく、こんなに謎めいたこの世のなにかひとつでも知りたい、ほんとうの意味で知りたい。ただそれだけの動機でなんとか生きている感じがする。

・なんかさみしいなあ。しみじみ、さみしい。

 パートナーがいたり、子どもがいたり、そんなことでは紛らすことのできないさみしさ、というのがあるのではないだろうか。

・おいしそうな料理がずらーっと並んでいたのに、一皿も食べないで家に帰ってきてしまったような。

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