2026.1「空の香り」

1/1

・姪っ子、甥っ子と話す。二人は大きくなってゆく。自分は老いてゆく。そういう循環なんだね。


1/2

・大晦日あたりはつらかった。死んでしまったように感じた。

・こうやって働くのは、たぶんほんの一時のことで、ぜんぜんちがう人生を送ることになる気がするよ。


1/3

・風を感じる。人には人の、土地には土地の、時代には時代の風がある。

・自分がこんなに宗教的な人間だとはおもわなかった。

 自分のなかの、いままで否定していた宗教性を否定できなくなってきた感じか。

・一昨日ぐらいから、仕事の心配事がよく頭に浮かぶ。


1/8

・空にも香りがあるって、はじめて知った。


1/9

・星も月も樹木も建物も、神さまの楽器。

・人はいつだってなにかを演じている。人という姿をとっていること自体が、ひとつの演技だもん。


1/10

・なんかね、おおきな画用紙の、ほんのすみっこしか使わずに生きてる気がする。

 もっと、からだを楽器のように使いたいな。ううん、人生全体を楽器のように。

・自分にとって、ひとつの季節が過ぎ去ったことを知る。

・樹にも駅にも、あなたをみる。


1/12

・実際のこと、ほんとのこと、を求めるように人はできている。

 それに触れられないとかなしみを感じる。

 だからわかるでしょう、かなしみがほんとのことへと運んでくれる河なのだと。


1/13

・だだっぴろい、夜の海のうえを、小さなボートで、ひとりゆく感じ。

 オールももたず、ただ風にまかせて。


1/16

・あなたのためでなければ、ぼくは生きないとおもう。

 生きるということは、自分のことじゃない。ただあなたゆえだ。


1/17

・からだは神殿。雲のよう。

・夕食時、樹や水の風景がみえる。

 花を咲かせるちから、雲を動かすちから。

 そのちからの一部なのだ、きみ自身も。

 

1/21

・3人くらいの童に先導されて、どこかへ向かってゆく。いま、そんな感じ。

 なんだか教育されてる感じがする。これやれ、あれやれ、って、経験すべきことを差し出されてる感じ。

・人生って、自分のことじゃないんだとおもう。いろいろ悩んだって仕方ないよね。

 生っていうのは、音楽のようなもんじゃないかなあ。旋律があるの。

 その旋律を感じるとき、意味も感じる。ソトから付けられた意味でなくてね。


1/22

・電車からみえる朝焼けの家並み。宝石箱のなかを覗くよう。

・わたしを生きてるのは、あなただ。

・電車。前の二人組はフランス語でおしゃべり。左の女性は中国語でスマホ。ぼくは英語で読書。

 あぁ、これでいいんだとおもう。


1/23

・夢日記。たくさんの石が集まってできた、おおきな、おおきな人のかたち。

・記憶がすべて消えたとき、その人はどこにいるの? 

 だから言ったでしょう。どうしてそんなに働いて、若さを枯れ葉に変えてしまうのか。


1/24

・体調を崩して通院。良性発作性頭位めまい症。

・お金のリズム。もっともっと、はやくはやく、という。。。

 そういう働き方には、暮らしというものがない。


1/26

・夢日記。飛行機が不時着。

・事務所をやめることになるとは。。。

 今日の空は厳かな海のよう。

・ここ10日ばかり、自分の気持ちを見守っていた。

 落ちる葉をゆっくりゆっくり眺めるように。

 揺れるコンパスの針が止まるのをじっと待つように。


1/27

・こっちだよ、と手を引っ張ってもらってる気がする。

・「あなた」は、わたしより親しい「わたし」。


1/30

・朝、誰もいない街がおもちゃのようにみえる。

・ぼくはどこへゆくのだろう。

 「ぼくの知らないところへ」

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