さようなら

さようなら

エビフライもマカロニも。

小学校の蛇口の冷たさも、

いじめられた帰りみちのペダルの重たさも。

あなたをはじめて見た日のやわらかさも、

別れを知った空のやさしさも。


さようなら

そっとまぶたがおりて、この世界が閉じるとき、

きっとあなたは思い出す。

出会ったすべてが、あなた自身のぬくもりでできていたってこと。

あなたの体温がこの世界をあたためていたってこと。


だからだいじょうぶ。

さよならが言えるまで

生きてもだいじょうぶ。 


(2025.3/30)

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