2026.5「夜」
5/1
・目を閉じると青い富士山が見える。
・泣く。輪郭のない透明な鈴になったみたい。
・からだがみかんの実のようにジューシーな感じ。
5/5
・風のような人。いろいろおしゃべりするのもいいけど、こうやって隣に座っていると、しばらくただ、すぎゆく風の音を感じていたいとおもう。
5/6
・自分のために生きるんだったら、もうあんまり生きたくないなぁ。という本音に気づいて、どうしようもなくさみしくなった。
5/7
・さよなら、わたしの思い出たち。
とてもたのしかったわ。
だけど、からだをもつというのは、とてもとても大変なことね。
・さみしくて泣く。
さみしさを素直に感じられるようになるまで、こんなに年月がかかるとはおもわなかった。
5/8
・かえるとき、たのしかなったなあ、でおわるのかな。
出会った人のことを思い出すのかな。
ぼくもやっと人間になれてきたのかな。
5/10
・どうして自分だけこんなに濃密にスピリチュアルなみちを歩まなければならないの?
まるで生贄だ。
ふつうの暮らしというのは、ぼくにはどうしても手が届かないものなの?
5/12
・訪(おとなう)う者に自分をひらけておくこと。
5/14
・夜、つらい系の泣く。久しぶり。またなにかがひらいてきてる。
・電車のなか、胸の奥からきこえてくる。
「そうだよ、そうだよ」
5/15
・IFS(内的家族システムモデル)のセッション。心理療法にちゃんと取り組むのは初めて。
自分を大事にしてこなかったなぁ。
自分を大事にすることが、こんなにむずかしいことだとはおもわなかった。
5/17
・朝。なにかが動き始めている。もう止められない。
・ハートがあんなふうに反応したのは、人生で二人目。
きょうは夜がとてもやさしくみえる。
・布団に入ったあと、胸があったかくなってしばらく寝つけず。これは恋か。
5/18
・気持ちを打ち明けた。
もう少し生きてみよう、っておもえる女性(ひと)と出会えて、ほんとうによかった。
5/20
・こころのこえ。
「だいじょうぶだとおしえて」
・ふりかえれば、ひとりひとり、まったく違うみちを歩んでいる。それがこの世の絶対的ななにかなんだろうね。おなじものがひとつとしてない、っていう。
5/21
・「好き」は友達だ。軽やかに、まっすぐのびやかに。
恋仲になるのは、それとはぜんぜん違う。夜を含んだ、もっと深い色。昼の目では見えない。
5/23
・ミルキー。乳白色のなにかがなつかしく流動する。
・博多でお参りした住吉神社を思い出す。表現しなさい、と言われている気がする。台湾の指南宮でいわれたのも、同じようなことか。
・夕方、あたたかな涙。それぞれの道を歩んでいるんだなぁ、たまたま今は隣を歩けているんだなぁ、とおもって。
「それぞれ」ということのなかに、出会いと別れが含まれている。
まだしばらく、ちかくを歩いていたいな。
・仏像を感じる。曼荼羅が切り替わるタイミング。
5/24
・日曜の朝。人生が新しい周期に入った感じ。
5/25
・チャンスを逃すなんてことはありえない。逃したようにおもえても、それもまた、おおきなみちの一部だ。
夜空をみてごらんよ。星はあんなにうつくしく軌道を描くのに、どうしてきみだけが軌道を外れているとおもうの?
きみにまちがう能力があると、きみはほんとうに信じているのか?
いつだってそのとおり、考えられないくらいの違(たが)わなさで、きみはいるべきところにいる。
5/27
・自分が死んだ頃がなつかしい。
・自分のなかにとても老成した男の人を感じる。
四歳くらいの幼児も。
青年も。
中学生の幼い背中も。
若い女のまっすぐな目も。
母のまなざしも。
わたしはだれ?
ときどき、自分が生きていないように感じるのは、こんなとき。
時間のなかに生きていない。
ただまわりを映すだけの水滴のような。
5/28
・「時間薬」って言うけど、幼児のまま言葉を失い冷たくなってる自分をみてると、ほんとうかな、とおもう。
甘えること、スキンシップ。そういうのは、「あればいい」というものではなく、生きものにとってどうしても必要ななにかだ。
5/29
・樹を見るとジューシー。
5/30
・いままであまり出会わなかったような人たちと出会う。こうやって季節は変わっていくのか。
5/31
・余裕があるときはなんとでも言える。人にやさしくもできる。
でも、ほんとに追い詰められたとき、自分にやさしくできないとき、どうするの?
なにもできない。
それでも残るものがある。
在ること。
あなたが在ること。
もの言わぬ、そのやさしさ。
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